アルファガンソリューションは緑内障の進行を止める点眼薬です。
瞼の上から眼を軽く触ると風船のような弾力がありますが、これは眼の中に満たされている「房水」が一定の圧力を保ちながら循環しているためです。この房水による眼球内の圧力のことを「眼圧」と言います。
しかし、眼の中での房水の循環が弱り、房水の量が増えすぎると、眼圧の上昇や視神経の圧迫や視野狭窄や視力低下といった症状が生じ、これが高眼圧をともなう緑内障と言われています。
アルファガンソリューションの有効成分であるブリモニジン酒石酸塩が、房水の生成を抑制し、房水流出経路の副経路であるブドウ膜強膜流出路の流出を促進することで、眼圧を下降させます。
緑内障は現在根本的な治療法はなく、進行を止めることが第一の治療となっているため、アルファガンソリューションを用いた緑内障治療は非常に有効なものとなっています。
ただし、継続しての使用が必要になるという点には注意が必要です。