バイアグラODフィルム(ノボシル)の効果
バイアグラODフィルムはPDE-5阻害薬と呼ばれ、有効成分であるシルデナフィルが勃起を収める作用を持つ酵素のPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを阻害します。
本来、人の体内ではPDE-5と勃起を促す物資のバランスが取れていますが病気やストレスなど様々な要因でバランスが崩れ、PDE-5が多くなることで勃起を抑制する作用が強まり、旨く勃起できない、中折れしてしまうといったEDの症状に繋がります。
バイアグラODフィルムは勃起を抑制するPDE-5の作用を阻害して正常な勃起へと導きます。
バイアグラODフィルム(ノボシル)の服用方法
服用量
1日1回、フィルム1枚を舌の上にのせて溶かして服用します。
副作用などのリスクが心配な場合は、フィルムを半分に切って半量から服用するようにしましょう。
また、1度フィルムを服用した後は、24時間以上の時間を空けて服用します。
タイミング
シルデナフィルの効果は個人差がありますが、30分~1時間で現れるため性行為の1時間前に服用するのが良いとされています。
また、効果の持続時間については、5時間程度となっているため効果の発現時間と持続時間、性行為のタイミングを考えて服用するようにしましょう。
バイアグラODフィルム(ノボシル)の注意点
食事の影響の有無
シルデナフィルは食事と共に服用した場合と空腹時に服用した場合では、シルデナフィルの吸収速度に大きな違いがあります。
空腹時に服用した場合、1時間程で最高血中濃度(成分が十分に吸収され効果が発揮されている状態)に到達したのに対して食後では3時間程最高血中濃度に到達するのに時間を要しています。
そのため、シルデナフィルを服用する場合は空腹時に服用するようにしましょう。
アルコールの影響の有無
適量の飲酒の場合、リラックス効果でEDの改善効果に影響を及ぼすことはありません。
しかし、飲み過ぎたりした場合は勃起や射精に影響が及んでしまうため、過度な飲酒は控える必要があります。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
シルデナフィルには併用禁忌の他、併用注意もあるため他の薬を服用している方は注意する必要があります。
併用禁忌
アミオダロン塩酸塩 |
(アンカロン、アミオダロン、アミオダロン塩酸塩)
作用機序は不明ですが、QTc延長があらわれるおそれがあるという報告があります。 |
NO供与剤及び、硝酸剤 |
(ミリスロール、ニトログリセリン、ニトロダーム、バソレーター、ミオコール、ミニトロ、ミリス、ミリスロール、メディトランス、ニトロペン、亜硝酸アミル、エトロール、フランドル、急頃ナール、硝酸イソソルビド、愛トロール、一硝酸イソソルビド)
併用することで、血圧を低下させる作用が2重になってしまい血圧が低下しすぎてしまうリスクがあります。 |
グレープフルーツジュースや果実 |
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類という成分が、シルデナフィルの分解酵素を抑制してしまい、効果が強く現れすぎてしまうリスクがあります。 |
sGC刺激剤 |
(アデムパス)
血管を広げる作用がシルデナフィル、sGC刺激剤共にあるため全身の血圧が下がりすぎてしまうリスクがあります。 |
併用注意
ハンプ(カルペリチド) |
カルペリチドとシルデナフィルともに、血圧を下げる作用があるため併用で降圧作用が強くなりすぎるおそれがあります。 |
降圧剤 |
(アムロジピンなど)
降圧剤との併用で降圧作用が増強したという報告があります。 |
α遮断薬 |
(アーチスト、アロチノロール塩酸塩、イフェンプロジル酒石酸塩、ウインタミン、エブランチル、オーラップ、オランザピン、カルデナリン、カルベジロール、クエチアピン、クロザリル、クロルプロマジン塩酸塩、コントミン、サアミオン、シクレスト、ジプレキサ、シロドシン、セチプチリンマレイン酸塩、セロクエル、セロクラール、タムスロシン塩酸塩、テシプール、デタントール、テトラミド、ドキサゾシン、トランデート、ナフトピジル、ニセルゴリン、ハイトラシン、バソメット、ハルナール、パルナック、ビプレッソ、ヒルナミン、フリバス、ミニプレス、ミルタザピン、ユリーフ、ラベタロール塩酸塩、リスパダール、リスパダールコンスタ、リスペリドン、リフレックス、レギチーン、レボトミン、レボメプロマジン、レメロン、ローガン)
シルデナフィルと同様に降圧作用があるため、めまいなどの自覚症状を伴う降圧作用があったという報告があります。 |
チトクロームP450 3A4阻害薬 |
(アナストロゾール、アプレピタント、アリミデックス、イトラコナゾール、イトリゾール、イメンド、エクリラ、エリスロシン、エリスロマイシン、エンペシド、オラデオ、オラビ、カイロック、カソデックス、カレトラ、クラリシッド、クラリス、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、ケトコナゾール、ザーコリ、ザンタック、サンディミュン、シクロスポリン、ジフルカン、シメチジン、ジョサマイ、ジョサマイシン、タオン、タガメット、ダクルインザ、ダフクリア、ディアコミット、テネリア、デプロメール、ニゾラール、ネイリン、ネオーラル、ノウリアスト、ノービア、ノクサフィル、ノフロ、ノルフロキサシン、パーロデル、バクシダール、パドパリン、パピロック、ビカルタミド、ブイフェンド、プリジスタ、ブリリンタ、フルコナゾール、フルボキサミンマレイン酸塩、プレバイミス、プロイメンド、プロジフ、プロセキソール、ブロモクリプチン、ブロモクリプチンメシル酸塩、フロリード、ボノサップ、ホメピゾール、ボリコナゾール、マインベース、マリオットン、ミコナゾール硝酸塩、ラニチジン、ラパリムス、ラベキュア、ルコナック、ルボックス、ルリコン、レイアタッツ、レクシヴァ、ロズリートレク)
シルデナフィルを代謝する酵素を阻害して血中濃度の低下速度が遅くなり、副作用のリスクが高まります。 |
チトクロームP450 3A4誘導薬 |
(D・E・X、アーリーダ、アクトス、アストモリジン、アフタゾロン、アプレピタント、アメナリーフ、アレビアチン、イソミタール、イメンド、インテレンス、エリザス、オイラゾン、オルガドロン、カルバマゼピン、サンテゾーン、ジャドニュ、ストックリン、スンベプラ、ゼルボラフ、ソルコート、タフィンラー、タルグレチン、テイカゾン、デカドロン、デキサート、デキサメサゾン、デキサメタゾン、デキサメタゾンプロピオン酸エステル、テグレトール、デフェラシロクス、トラクリア、トランコロン、ノーベルバール、ノーモサング、ピオグリタゾン、ビジュアリン、ヒダントール、フェノバール、フェノバルビタール、プロイメンド、プロメタゾン、ボアラ、ホストイン、ボセンタン、ミコブティン、メサデルム、メサペイン、モディオダール、リファジン、リファンピシン、リフキシマ、リメタゾン、ルピアール、レナデックス、ワコビタール)
シルデナフィルを代謝する酵素を誘導して、シルデナフィルの血中濃度を低下させ効果が十分に発揮しないリスクがあります。 |
服用できない方
- ・心臓血管系の障害を患っている方
- ・重度肝臓機能障害がある方
- ・低血圧や高血圧の方
- ・妊娠中の女性の方
- ・心筋梗塞や脳出血、脳梗塞の既往歴が半年以内にある方
副作用
ほてり、胸痛、動悸、頻脈、高血圧、不整脈、心筋梗塞、低血圧、湿疹、不完全右脚ブロック、頭痛、めまい、傾眠、昏迷、異常感覚、四肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張更新、思考以上、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠、無気力、AST増加、ALT増加、LAP増加、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少、悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛、おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、便秘、腹部膨満、嚥下障害、便秘、陰茎痛、朝立ちの延長、半勃起持続、勃起の延長、持続勃起、射精障害、尿路感染、前立腺疾患、関節痛、背部痛、骨痛、筋肉痛、呼吸障害、咽頭炎、軌道感染症、副鼻腔炎、鼻出血、鼻閉、鼻炎、掻痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、後半、眼瞼掻痒症、発疹、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、赤血球減少症、ヘマトクリット増加、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球増加症、白血球増加症、眼充血、結膜炎、視覚障害、眼乾燥、眼痛、彩視症、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明、霧視、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴、視力低下、CK増加、熱感、BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中蛋白質陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、無力症、疲労、過敏正反応、感染症、疼痛
保管方法
・直射日光を避けた冷暗所で保管します。
・1枚ずつフィルムは梱包されているため、開封した場合はフィルムが水に濡れないように保管する必要があります。
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