ミノマイシンの効果
ミノマイシンの有効成分であるミノサイクリンが細菌のタンパク質合成を阻害することで細菌は増殖することができなくなり、次第に減少していきます。
その結果、細菌が原因によって発症していた細菌感染症の症状が緩和・改善されます。
ミノマイシンの服用方法
服用量
1回あたり100~200mgを服用し、その後は100mgを服用していきます。
適切な服用量に関しては、服用する人の年齢や体重、症状の強さなどによって異なります。
そのため、適切な服用量を把握する場合は、専門医に相談するようにしてください。
タイミング
服用のタイミングは、初回服用後、12時間もしくは24時間ごとに服用を継続します。
服用を継続する回数や服用間隔に関しては、服用する人の年齢や体重、症状の強さなどによって異なります。
そのため、適切な服用回数やタイミングを把握するためには、専門医に相談するようにしてください。
ミノマイシンの注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、ランタン又は鉄剤 |
水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム水和物、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、L-アスパラギン酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ピドロ酸マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、アルゲルドラート、リン酸アルミニウム、ジヒドロキシアルミニウム炭酸ナトリウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセタート、ケイ酸アルミニウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム
併用すると成分の吸収を阻害し、効果を減少させるおそれがあります。 |
抗凝血剤 |
ワルファリンカリウム、ワーファリン
併用するとビタミンKの合成を阻害し血漿プロトロンビン活性を抑制するおそれがあります。 |
スルホニル尿素系血糖降下薬 |
グリベンクラミド、クロルプロパミド、トルブタミド、グリボルヌリド、トラザミド、カルブタミド、グリピジド、グリキドン、グリクラジド 、メタヘキサミド、グリソキセピド、グリメピリド、アセトヘキサミド 、グリクロピラミド、グリシクラミド、グリセンチド、グリソラミド、グリアミリド、グリヘキサミド、グリオクタミド、グリパラミド、トルピラミド
併用すると血糖降下作用が増強するおそれがある。 |
メトトレキサート |
メトトレキサート、メトトレキサートナトリウム
併用するとメトトレキサートの効果を強くするおそれがあります。 |
ポルフィマーナトリウム |
ポルフィマーナトリウム
併用すると皮膚の光感受性が高まり光線過敏症を引き起こすおそれがあります。 |
ジゴキシン |
ジゴキシン、ジゴシン
併用するとジゴキシンの作用が増強され、中毒症状を引き起こすおそれがあります。 |
黄体・卵胞ホルモン配合剤 |
レボノルゲストレル、エトノゲストレル、ウリプリスタル酢酸エステル、エチニルエストラジオール、エストラジオール吉草酸エステル、デソゲストレル、ジエノゲスト
併用すると成分の再吸収を妨げ黄体・卵胞ホルモン配合剤の効果を弱める、及び不正性器出血を引き起こすおそれがあります。 |
外用剤を除くビタミンA製剤、レチノイド製剤 |
ビタミンA、レチノールパルミチン酸エステル、レチノール酢酸エステル、レチノールプロピオナート、エトレチナート 、レチノール (ビタミンA)、タザロテン、エトレチナート、アシトレチン、アダパレン、イソトレチノイン、モトレチニド、トリファロテン、アリトレチノイン、ベキサロテン、ドレチネル、ペルレチン、フェンレチニド、ペレチノイン、トレチノイン、トレチノイントコフェリル
併用すると頭蓋内圧上昇を引き起こすおそれがあります。 |
服用できない方
副作用
重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー、全身性紅斑性狼瘡(SLE)様症状の増悪、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、自己免疫性肝炎、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、急性腎障害、間質性腎炎、血液障害、重篤な肝機能障害、呼吸困難、間質性肺炎、PIE症候群、膵炎、痙攣、意識障害等の精神神経障害、出血性腸炎、偽膜性大腸炎
その他の副作用
過敏症 |
発疹、発熱、蕁麻疹、浮腫(四肢、顔面) | |
皮膚 |
光線過敏症、色素沈着(皮膚・爪・粘膜)、急性熱性好中球性皮膚症 | |
精神神経系 |
めまい感、頭痛、しびれ感 | |
肝臓 |
AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等肝機能検査値異常、黄疸 | |
消化器 |
下痢、悪心、食欲不振、嘔吐、腹痛、口内炎、舌炎、便秘、肛門周囲炎、味覚異常、胃腸障害、歯牙着色、舌変色 | |
血液 |
好酸球増多 | |
腎臓 |
BUN上昇 | |
菌交代症 |
菌交代症に基づく新しい感染症 | |
ビタミン欠乏症 |
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) | |
頭 |
頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐、頭痛、複視、うっ血乳頭、大泉門膨隆等) | |
感覚器 |
耳鳴、聴覚障害 | |
その他 |
倦怠感、関節痛 |
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保管方法
・錠剤の劣化や子供の誤飲を防ぐため、冷暗所かつ高所で保管してください。
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