ストロメクトールの効果
ストロメクトールの有効成分であるイベルメクチンは、線虫の神経や筋細胞にあるCl-チャネルと結合することで、線虫を麻痺させることで死に至らしめます。そうして、線虫が死滅することで糞線虫症を改善します。
また、イベルメクチンはCOVID-19の複製を阻害することで増殖を抑えて予防します。
これは発症の予防だけでなく、重症化の抑制にもつながります。
このほかにも抗炎症作用もあり、抗炎症作用がコロナウイルス感染症の進行による肺炎などを抑制することで改善へと導きます。
現在、国内では臨床試験の段階ですが、海外では新型コロナウイルス感染症の治療薬としても活用されており、実際に行われた臨床などでは、イベルメクチンの投与で死亡率が低下したという結果も出ています。
ストロメクトールの服用方法
服用量
ストロメクトールの服用量は体重1kgに対して、イベルメクチン200μgとなっています。
服用の目安としては
15~24kg…1錠
25~35kg…2錠
36~50 kg…3錠
51~65 kg…4錠
66~79 kg…5錠
80kg以上…体重1kgに対してイベルメクチン約200μgで錠数を算出してください。
となっています。
1回目の服用を行った後、1週間後に顕微鏡検査を行った上で卵などが確認された場合、2回目を服用します。
過剰に服用しても、治療効果が高まるといったことはなく、副作用のリスクが高まるため用法用量を守ってお使いください。
タイミング
有効成分であるイベルメクチン脂溶性であるため、食事の影響を受けてしまいます。
そのため、ストロメクトールは基本的に空腹時に服用するのが推奨されています。
ストロメクトールの注意点
食事の影響の有無
イベルメクチン脂溶性であるため、食事の影響を受けてしまいます。
脂分の多い食事の後に服用すると、血中濃度が上昇してしまうおそれがあるため注意が必要です。
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
ありません。
服用できない方
- ・配合されている成分に対して過敏症の既往歴がある方
副作用
重大な副作用
血小板減少、中毒性表皮壊死症、スティーブンス・ジョンソン症候群、黄疸、肝機能障害
その他の副作用
肝臓 |
Al-P上昇、肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、γ-GTP上昇) | |
腎臓 |
BUN上昇 | |
血液 |
貧血、好酸球数増加、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少 | |
精神・神経系 |
めまい、傾眠、振戦 | |
過敏症 |
そう痒の一過性の増悪、蕁麻疹、そう痒、発疹 | |
消化器 |
下痢、食欲不振、便秘、腹痛、悪心、嘔吐 | |
その他 |
無力症、疲労、低血圧、気管支喘息の増悪、LDH上昇、血尿 |
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保管方法
・誤飲を避けるため高所で保管してください。
・直射日光や高温、多湿などを避けられる場所で保管してください。
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