エチラーム(デパス)の効果
有効成分のエチゾラムがベンゾジアゼピン受容体に作用します。
この作用によってベンゾジアゼピン受容体と複合体を成し、鎮静や抗不安にかかわるGABA受容体も作用することで、うつや不眠といった症状を緩和、改善へと導きます。
エチラーム(デパス)の服用方法
服用量
1日の服用量は1~3mgとなっており、症状や年齢によって適宜増減します。
1日の上限量は3mgとなっていますが、高齢者の場合は1.5mgまでとなっています。
上限量を越えて服用しても作用が強まることはなく、副作用リスクが高くなるため過剰摂取は厳禁です。
タイミング
服用のタイミングは就寝前となっています。
運転前や高所での作業前に服用した場合、眠気によるリスクがあるため注意が必要です。
エチラーム(デパス)の注意点
アルコールの影響の有無
アルコールとの併用で精神機能、知覚や運動機能の低下を起こすおそれがあるため、アルコールとの併用は避けるべきです。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
中枢神経抑制剤 |
フェノバルビタール、フェノバール、ルピアール、ワコビタール、ノーベルバール、プリミドン、ラボナール、ラボナ、イソミタール、アイオナール、イソゾール、チトゾール、クロルプロマジン塩酸塩、コントミン、ウインタミン、ヒルナミン、レボトミン、レボメプロマジン、フルデカシン、フルメジン、トリラホン、ピーゼットシー、ノバミン、ニューレプチル 眠気、血圧低下、運動失調、意識障害などを起こすおそれがあります。 |
MAO阻害剤 |
ネオイスコチン、イスコチン、エフピー、セレギリン塩酸塩、アジレクト、エクフィナ、ヒドラ 過鎮静、昏睡、痙攣発作、興奮などを起こすおそれがあります。 |
フルボキサミンマレイン酸塩 |
フルボキサミンマレイン酸塩、デプロメール、ルボックス エチゾラムの血中濃度が上昇する可能性があります。 |
飲酒 |
アルコール 精神機能、知覚や運動機能の低下を起こすおそれがあります。 |
服用できない方
副作用
重大な副作用
依存症、呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス、悪性症候群、横紋筋融解症、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸
その他の副作用
精神・神経系 |
眠気、ふらつき、めまい、歩行失調、頭痛、頭重、言語障害、不眠、酩酊感、興奮、焦燥、振戦、眼症状、健忘、刺激興奮、錯乱 |
呼吸器 |
呼吸困難感 |
循環器 |
動悸、立ちくらみ |
消化器 |
口渇、悪心、嘔気、食欲不振、胃、腹部不快感、嘔吐、腹痛、便秘、下痢 |
過敏症 |
発疹、蕁麻疹、そう痒感、紅斑 |
骨格筋 |
倦怠感、脱力感、易疲労感、筋緊張低下症状 |
その他 |
発汗、排尿障害、浮腫、鼻閉、乳汁分泌、女性化乳房、高プロラクチン血症、眼瞼痙攣 |
保管方法
・高温多湿ではなく子供の手が届かない場所で保管してください。
他にもこのようなお悩みはありませんか?