ベルモックスの効果
ベルモックスの有効成分であるメベンダゾールは寄生虫である鞭虫の微小管と呼ばれる構造の合成を阻害します。また、既に合成されている細胞質微小管も破壊します。
微小管は寄生虫の栄養吸収などに必要となる構造であり、この合成が阻害されて、既存のものも破壊されることで、栄養吸収などを満足に行うことが出来なくなります。
これによって、寄生虫の活動を次第に停止させていき死に至らしめることで、鞭虫症を改善へと導きます。
ベルモックスの服用方法
服用量
1日の服用量は、1回あたり100mgを1日2回となっています。
これを3日間継続して服用します。
ただし、年齢などによっては、服用量を適宜増減する必要があるため、適切な服用量については専門医に相談するなどして確認するようにしてください。
タイミング
服用するタイミングについては、朝夕の2回となっています。
朝と夕方に服用することで、有効成分が体内に残った状態を維持することができるため適切なタイミングで服用してください。
ベルモックスの注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
メトロニダゾール |
フラジール、ロゼックス、アネメトロ 併用で中毒性表皮壊死融解症、スティーブンスジョンソン症候群があらわれたという報告があります。 |
シメチジン |
カイロック、シメチジン 長期の併用で、メベンダゾールの血中濃度が高まったという報告があります。 |
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服用できない方
- ・妊婦やその可能性がある方
- ・メベンダゾールに過敏症の既往歴がある方
副作用
重篤な副作用
中毒性表皮壊死融解症、ショック、アナフィラキシー、スティーブンスジョンソン症候群
その他の副作用
皮膚 |
脱毛症 |
精神神経系 |
頭痛、めまい、痙攣 |
肝臓 |
肝機能異常 |
過敏症 |
発疹、紅斑性発疹、蕁麻疹、皮膚発赤、血管浮腫 |
消化器 |
腹部不快感、下痢、悪心、腹痛、嘔吐、鼓腸 |
血液 |
好中球数減少 |
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保管方法
・誤飲を避けるため、子供が手に取れる場所で保管するのを避けてください。
・高温多湿や直射日光を避けられる場所で保管してください。
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